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2008年10月19日

荒牧誠 タイ遠征レポート

現在香港にて孤軍奮闘中の荒牧誠さんが、先日香港からタイに遠征しご活躍されました。
そのときの模様を荒牧さんにお願いしてコラムにして頂きました。
日本ではほとんど知られることのないタイでのブラジリアン柔術の大会の模様は非常に興味深い内容となっております。

一読の価値ありですので是非ご必見下さい。


・タイ遠征について

IMG_1881

2008.09.26-29
今回の遠征はFBIタイランドBJJ&サブミッショングラップリングOPEN2008という大会
に出場するために、バンコクへ行ってまいりました。

僕はタイは初めてだったのですが、優しくて真面目な人々がたくさんいて、良い所でしたね。
僕の友人は、「微笑みの国タイ、スマイリーカントリータイランド」と、言ってましたが、
その通りでしたね。(笑)

今回の大会はBJJ-ASIA(http://www.bjj-asia.com/)というアジア各地のBJJニュースを提供しているサイトを運営しているルークが中心となって開催されました。
ちなみに今回海外からきた選手は、半額でルーク家が運営するホテルに泊まれました。打ち上げもルークが経営するカフェ・バーで行われました。彼は今ホテルのプールの裏側に自分のジムを作っているところだそうです。
いやはや素晴らしい柔術愛です。。。
日本でも彼のような男が現れたらいいなー。


そして今回の大会の会場はショッピングモールの吹きぬけの広場にて、三面分のマットをひいて行われました。
これは、とても新鮮で面白かったですね。よく休日にモールに行くとエスカレーターや吹き抜けの上から、その日やっているイベントを眺めたりしますが、それがBJJなわけです。
親子連れや、買物の女性客はかなりびっくりされてましたが、皆さん結構興味ぶかそうに見てましたね。(若干、ガタイの良い刺青入りまくりの外人集団という点では、引いてましたが。。。。)


自分の試合結果としては、まず階級別はワンマッチ決勝で、腕がらみを取り一本勝ちし、優勝できました。始め引き込もうとしてたのですが、逆に引き込まれもぐりスィープを狙われます。これが彼の得意技だとすぐ分かるほど、迷いなく力強くあおってきます。

僕はそれに合わせてカウンターで十字を取ろうとしましたが、うまくいかず2ポイント先制されます。
IMG_1820


その後は落ち着いて返して、パスして、ベリーを決めました。
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その後戻されましたが、もう一度パスして、サイドから腕がらみを極めることができました。
IMG_1872




そして、無差別はエントリーしないことにしてたのですが、何故かエントリーされてました。(笑)
やるしかない、と腹を決め挑んだ相手はトニー・リマ・エドワルドという選手です。
コパデ香港2では、テレスと試合した選手です。

結果からいうと激強でした。でかいのにうまくてバランス良く早いという、困った方でした。(笑)
序盤、練習なら五回タップするぐらいの絞めが入ってしまい、それをなんとか逃げたところでスタミナをかなりロスしました。その後は、なんとかあおって活路を見出したかったのですが、残念ながら残り1−2分で膝十字を取られてしまいました。残念。
彼は決勝も一本勝ちして優勝。翌日のNO-GIも階級別、無差別共に優勝しました。
でもテレスは彼から一本取ってるんですよね。恐るべしBJJ。。。

そして、今回非常に印象深いことがありました。
僕と階級別を戦ったレザという選手についてです。

彼はバーレン人で、バーレンでBJJのジムを開いています。今回10人くらい自分の
弟子を率いて大会に来てました。

そのバーレンチーム絡みで、問題が起きたのです。
NO-GIの試合の日、自分は頼まれて試合を裁いていたのですが、その日のルール(BJJルールではない。)では、ネッククランクが有効であると解釈していました。

なので、バーレンチームの選手が試合中にネッククランクを狙われ、クローズガードを開けてしまい、バックを取られ、絞めで負けても、何故このチームはこんなに文句を言うのか分りませんでした。
後に、その日のルールでは禁止されていることを知り、自分は選手とレザに謝りに行きました。選手は口では、いい、いい、と言ってましたが憮然とした様子でした。
先生のレザは、全く気にしないでくれ、と言ってくれました。

その後、このようなときには重なるものなのか、違うバーレンチームの選手が試合中に関節を極められてる際に声を発しました。自分は即座に試合を止めましたが、
その選手は、俺はタップしていない、とぼくに言い続けました。周りのチームメイトも
前回のことがあるので、騒ぎたてました。僕は一切判定を変えるつもりはありませんでしたが、やだなーと、思っていました。
すると、レザが一歩前に出て激高して生徒に怒鳴りました、「貴様、その口を慎め。貴様の負けだ。」そのようなことを言い、その場を収め、僕にも丁寧に謝罪してくれました。
自分は、遠く離れた地にも素晴らしい武人はいるのだな、とても感心しました。

その後、レザと、アドレスを交換したところ早速メールが来ました。
その時に、自分は、九龍柔術を辞したことを告げると、バーレンに来ないか、うちのジムでインストラクターをしてほしい、と即座に返事をくれました。自分は丁重にその話は、断りましたが、レザの優しさは伝わってきました。ありがとう。

毎回思いますが、試合でいろんな国、土地に行くのは、本当に素晴らしいことです。


この大会にも、日本からアクシス柔術アカデミーの尾崎さん・村瀬さん。(村瀬さんの活躍は凄かったです!)シンガポールからアライブシンガポールの武田さん。上海からアライブ上海の小林さん。他にも各地から、またタイで柔術をされている日本人の方々も参加されてました。

本当に素晴らしいことです。

ありがとうございました。
                 
                         荒牧誠



ファイターズショップブルテリア
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