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2011年06月19日

「香港柔術ライフスタイル6  2011 UNITED JIU-JITSU OF ASIA CUP」 後編

現在香港にて活動中のブラジリアン柔術黒帯にして香港柔術代表の荒牧誠氏より、先月香港にて開催されたブラジリアン柔術大会「2011 UNITED JIU-JITSU OF ASIA CUP」のレポートが届きました。
前回に引き続き後編をお送りいたします。


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そして、始まった決勝戦。
お互い手の打ちを知っている上に、少し前まで生徒と先生の関係だった両者のため、
やはりクイントンに分が悪い展開で進む。


ホドリゴはかなりリラックスした感じで、試合をコントロール。


最後は、タップを奪い、ホドリゴが茶黒メジオ級優勝です。


そして、茶黒無差別級の試合です。現在Versusでインストラクターをしているグレイシーウマイタの
黒帯ディーニョと高山選手が一回戦で対戦です。


ディーニョは、約100Kgの体格を持ちますが、確かなテクニックを持つ黒帯です。
高山選手も奮闘しますが、パスを決められてしまいます。


最後まで試合をディーニョがコントロールしポイント勝ちでした。


茶黒帯無差別の逆ブロックでは、クイントンとハーバート・バーンズの一戦。
バーンズの強烈なテイクダウンが決まる。


高山選手との試合では、ゆったりと動く選手だと思いましたが、
エンジンが掛ったのか、この試合では凄まじい勢いで、クイントンを追い込んで
行きます。


絞めを狙われながら、何とかエスケープしようとするクイントン。


しかし、その動きに合わせて、三角絞めを決められてしまい、万事休す。


バーンズが準決勝に駒を進めます。


準決勝は、ホドリゴとディーニョによる今大会注目の一戦です。
まずディーニョは、得意のクローズ・ガードに引き込みます。
しばらくこの攻防が続きます。


そこから立ちの展開になった際に、ホドリゴが逆に引き込み、足を抱えてスイープを
決め、先取点を得ます。


そこからまた達の展開になり、ディーニョがまたしてもクローズに引き込みます。
しかし、ガードを割ったホドリゴはそこから得意の担ぎパスを決めて5−0とポイントを重ねます。
ホドリゴは2年弱くらい前から知っていますが、戦略的にも強くなっていますね。
ますます穴のない手強い選手になっています。


しかし、ディーニョも意地を見せます。サイドからエスケープし、スィープを決め、ホドリゴのクローズガードに対し、突っ込み絞めでプレッシャーを掛けていきます。


しかし、終盤にまたしてもホドリゴがパスがードを決めポイントを8−2とします。


手に汗握る攻防を制したのは、アブダビプロNO-GI王者のホドリゴでした。


もう一方の準決勝は、台湾BJJのクリスとハーバードの対戦です。
ハーバードはノンストップでプレッシャーを掛けまくります。
必死で戻すクリスは、足間を狙っていきます


しかし、ハーバードの勢いは凄まじく絞めでタップアウト。
今後が楽しみな選手ですね。


決勝戦は行われずシェアされました。優勝と2位はATOS柔術の1,2フィニッシュとなりました。


ちなみに一部で話題になったのが、この大会ポスターやバーナーのデザインです。
三国志が柔術着を着て腕十字という画は、かつてなかったんじゃないでしょうか。笑


ご覧のように、会場は満員御礼でした。


安達さんは今回、青帯スペルぺサード級と無差別級で出場しました。
安定した試合運びで、失ったポイントは全試合においてなし!!
階級別、無差別級合わせて7試合を全て一本勝ちで優勝しました。


安達さんは、試合の翌日の合同スパーリングにも来て下さいました。
「柔術は面白いですね。」と、言って下さって今後も継続する意向です。
もしかしたら、日本や他の国での試合もいつか見れるかもしれません。


青帯レーヴィ級は、Versus所属のペレが優勝。まだ十代なので、ますます強くなっていくでしょう。
ちなみに、僕は彼が入門した、その日から知っています。
当初は、線も細く、いつも5秒くらいでタップしていたのですが、月日は流れています。
そして彼のように強くなってくれて、とても嬉しいですね。


彼は白帯ガロ級3位のシンガポールのハロルドです。
つい先日始まったJuggemaut Fight Clubでは、運営に関わっているそうです。
シンガポールは、今、かなりの数のMMAジム、柔術ジムができていますね。
しかも、中にはEvolve MMAジムのようなマンモスジムが、インストラクターとして有名黒帯選手や総合選手を海外から呼んだりしています。
まだシンガポール自体から強豪選手が出てきていませんが、数年後には確実にフィリピンやタイのように東南アジアの強豪になるのではないでしょうか。


白帯ぺナ級はうちの生徒さんの橋谷田さんが制しました。
橋谷田さんは、今年40歳になりますが、自分より一回り、またはそれ以上に若い
選手達を圧倒されていました。


しかも、全試合(4試合)を一本勝ちで決めて、見事に優勝です。
おめでとうございます。本当に嬉しいですね。
これが僕の思う柔術の醍醐味の一つだと思います。
たとえ、年を重ねてから始められても、または相手が20代のばりばりでも、
同じルールの下、戦えて、しかも勝つ事が出来るのです。


橋谷田さんは、平日は香港から2時間程掛る中国の東巖に、単身赴任して働かれているのですが、忙しい中、香港柔術に通ってきて下さっています。
また、やはり月に2〜3回、同じ東巖在住の生徒さんと2人で、プライベートグループレッスンとして、
自分を呼んで頂いて、柔術に励んでいます。
本当に柔術愛を感じますし、それがこの日の結果に繋がったと思いますね。


橋谷田さんは、奥さんと息子さんも会場に連れてきて下さっていました。
最高じゃないですか。お父さんは強いんです。
こういう休日の過ごし方もありなんではないでしょうか。
橋谷田さん自身にも、「本当に良い一日でした。柔術は最高です。」
と、言って下さったのが、またたまらなかったですね。
ありがとうございます。


白帯ガロ級の王者は、九龍柔術の錦織選手。
錦織選手は、香港の日本料理屋の板前さんでもあります。


休みが週一回なので、その日はもちろん、仕事の休み時間に隙をぬって練習
したりしてるそうです。彼も非常にすばらしいですね。


紫帯で大活躍したのが、九龍の小島選手。
階級別では準優勝。無差別では優勝を果たします。


無差別級決勝戦。場外際で気迫の腕十字を決め、階級別決勝で敗れた相手に
リベンジを果たします。


ちなみに小島選手は、表彰台にて、友人の小笠原さん(ポルトガル語ペラペラです。)
と、カラーリオ!カラーリオ!とお互いにレスポンスしあってて、意味を知ってる周りの人たちを困らせていました。笑


さて、我らが香港柔術のホープ、ライアンは青帯プルーマ級で優勝。
安定性が出てきて、落ち着いてみる事が出来ますね。


勝利のガッツポーズ!ちなみにライアンは、国際大会を含め、今まで出場した全ての大会で入賞しています。おめでとう。
今後も頼むよ。


ライアンとお母さん。
ライアンの試合中、お母さんは物凄い勢いで息子のことを応援していました。
素晴らしいことですよ。
柔術を通じての色んなコミュニケーションの形をこの日は見る事が出来ましたね。


青帯ぺナ級優勝は台湾BJJのロッキー。
彼も若いのですが、非常に試合慣れして、落ち着いて戦っていたのが印象的でしたね。
彼も一時期のラルフ・ゴーのように(最近は会わないですね。)、タイ、日本、上海、香港と試合場でよく会いますね。笑


女子白帯ペナ級を制したのは、タミーを破ったマカオBJJのウン・シー・マン。
力強かったですね。


青帯プルーマ級優勝は、鍛冶選手。
足抜きからの縦四方固めという柔道現役時代からの得意技がさく裂していましたね。
完全に圧倒しての優勝でした。


カメラマンが本職のRayも頑張っていましたね。ぺナ級の体格ながら白帯無差別級で3位入賞
でした。彼は今、すごい燃えていますので、この調子を続けてほしいですね。




私的に一番の感動を見せてくれたのが生徒の鈴木さんです。
実は先日もう日本に帰国してしまい、東京で新しい生活を始められています。
彼は約1年半の香港生活を香港柔術と、自分と共に歩んだと言っても過言ではないでしょう。

入会当初は、全く動けず体力もなく、テクニックも正直粗かったですね。
しかし、ある時期から毎日一生懸命練習されていました。
仕事が始まるのが早いため、毎朝5時半起き、そこから18時くらいまで働き、
19時からジムで練習、22時に練習が終わって、僕とご飯を食べに行き、
分かれるのが、24時過ぎくらい。それを毎日ずっと続けて下さいました。
一緒にいろんな国際大会も行きましたね。
特に印象に残っているのが、惜敗した日本のアジア大会の後の夕食時に、
「俺を本気で強くして下さい。お願いします。」と、語ってくれたことですね。
そこからは、鈴木さんには厳しく言うことにしましたので、もしかしたら大変な思いもさせてしまったかもしれません。さらに、基本的に僕とずっと一緒にいたので、僕のテンションについていくのも
大変だったでしょう。笑


鈴木さんは、階級別は残念ながら初戦敗退(3位入賞)でしたが、無差別では3回勝ち上がり、堂々の3位入賞でした。(負けた相手は、そのまま優勝した安達さんです。)特に記憶に残っているのは、最初に7点くらい先取されてぼこぼこにやられた所から、執念の大逆転をした試合です。
今まで、何度も途中で心が折れて、ひたすら押さえこまれての敗戦を味わってきました。
しかし、魅せてくれましたね。非常に嬉しかったです。今までの苦楽を共にしてきたことが甦って、
たまらない気持ちになりました。本当にありがとうございました。
鈴木さんは、現在、僕の先生の和道さんの新しいジム「clube de jiujitsu」で柔術をしております。


チーム優勝用の日本酒トロフィーです。
懐かしい、と思ったあなたはベテラン柔術家ですね。
2001,2年くらい?まではパラエストラ主催の大会はメダルの代わりに日本酒トロフィーが、贈呈されていたのです。このトロフィーを実は僕はかなり好きなので、今大会のために作製しました。
ちなみに真ん中の優勝のラベルの糊貼りに失敗して、変な跡がついてますが、このあと上にラベルを貼って修正しました。


そして、今大会でチーム優勝をすることができました。 本当にうれしいですね。優勝自体はもちろんなのですが、とてもみんな頑張ってくれて、気迫や楽しんでる気持ちがみれたのが、最高でした。
本当に続けていて、柔術家になって、柔術道場をやっていてよかったです。 ところで、私的なことなのですが、私6月4日に沖縄(妻の故郷)で、結婚式を挙げます。
既に去年入籍しておりましたが、今回そのような運びとなりました。 しかし、日にちが問題なのです。 実は半年以上前に日にちを決めたのですが、皆さんに参加の可否を問い合わせた際に
ある事実に気付いたのです。そうです、世界選手権の日と丸かぶりだったのです。 そのため、いろんな方が参加したいができない、という状態になってしまいました。(笑)
トライフォース青山代表の石川さんには、「荒牧は俺達の事を試しているのか?」という、コメント まで頂きました。笑 まあ、でも両方とも大切な日なので、これで忘れないですね。
毎年、そろそろムンジアルか〜と、思う頃に、あっ、記念日や、嫁さんに何か買う準備せねば。 みたいに、逆においしいですね。 今年も友人、先輩、後輩、沢山の柔術家の方々が、ムンジアルにチャレンジしますね。
そして、それぞれに熱い試合を魅せてくれるはずです。 御武運を沖縄の空の下よりお祈りしたいと思います。 それでは。





試合2日前のオープンマット。オーストラリアから茶帯のベンが来てくれました。


試合前日のオープンマット。フィリピンのセブからノーマン・ゴー達が来てくれました。


試合翌日の合同スパー大会。小笠原さん、高山さん、ハロルド、孔旭(上海アラバンカのホープ。白帯プルーマ、無差別級優勝。

しかもほとんどが一本勝ちです。強いです)、小島さんが来てくれました。





過去の「香港柔術ライフスタイル」はこちら

「香港柔術ライフスタイル6  2011 UNITED JIU-JITSU OF ASIA CUP」 前編

「香港柔術ライフスタイル5 Part2」 (後編)

「香港柔術ライフスタイル5 Part2」 (前編)

「香港柔術ライフスタイル5 part1上海〜香港〜東京編 (後篇)」

「香港柔術ライフスタイル5 part1上海〜香港〜東京編」(前編)

香港柔術ライフスタイル4 フィリピントーナメント編 2日目 / 荒牧誠

香港柔術ライフスタイル4 フィリピントーナメント編 初日 / 荒牧誠

香港柔術ライフスタイル3/荒牧誠

「BJJ Life Style HongKong Part2」 with 荒牧誠

「香港柔術Life Style」



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