香港にて活動する香港柔術代表のブラジリアン柔術黒帯荒牧誠氏よりルアナ・アズギエルセミナーのレポートが届きましたので、こちらにて紹介させて頂きます。


どうも、香港柔術の荒牧です。
11月3日(木曜日)に、香港にて柔術女子世界王者&ADCC王者であるルアナ・アズギエル選手のセミナーが行われ、香港柔術より私・荒牧とインストラクターを務めるブラッドの二人で参加してきました。
今回は、香港柔術ライフスタイル番外編として、その模様をレポートさせて頂きます。

橋本さんのブラジルブログと個人ブログにて、ルアナ選手が日本の後、香港に来ると記載されていたので、もしや、と密かに期待していたのですが、今回セミナーの知らせを聞いたときは嬉しかったですね。

セミナーは香港の上環というところにある、VERSUSというジムにて開催されました。

実はこのジムは僕の友人のクイントンのジムで、スペースの都合上あえてセミナーの宣伝はされませんでした。なので、直接、彼が声を掛けた方々が参加した参加者限定セミナーとなりました。


まず、セミナーは整列してからルアナ選手の挨拶と、互いに礼から始まりました。


その後は、みっちりとウォーミング・アップです。これは相手の足をさばいて、頭をさわるゲーム形式のアップ方法です。


共に、セミナーに参加した香港柔術インストラクターのブラッドです。
僕と同門で、和道さんの茶帯で、5ヶ国語を操るできる男です。


ウォーミング・アップを指揮するルアナ選手。
王者の風格が漂っております。


こちらは上の選手は片手のみで、下の選手は足のみ使用できる限定スパーで、頭をさわることを狙います。これがかなりきつかったですね。既に汗だくの状態です。


さて、アップが終了し、テクニックの解説に入ります。まずはクローズガードを割った状態からのパスガードです。


ルアナ選手のテクニックは、いかに相手と攻防せずに自分が有利な状態で進めていくかの説明に重点がおかれておりました。


基本の動作にも、新しい発見がありましたね。
例えば、つま先の角度に対しても細かい説明がなされていました。


質問に対しても非常に丁寧に説明してくれました。
ちなみに技の受け手をした時に、非常に強い圧力を感じましたね。


繰り返し基点となるポジションの反復練習が行われました。



女性の受講者に熱心に指導するルアナ選手。
香港では、同姓の世界王者から直接習えるチャンスはなかなかないので、良い経験になったのではないでしょうか。


基本的に技の受け手は全て、VERSUS代表のクイントンが努めました。


自分も当たり前ですが、真剣に集中して受講させて頂きました。


他の受講者も真剣な眼差しです。




後半はシングルバックからの展開とチョークの解説でした。
御存じの通り、ルアナ選手はアリアンシのサンパウロのファービオ門下の選手です。
そして、私とブラッドの先生である和道さんの出身は元はアリアンシなので、チョークの決めるまでの道筋がほぼ同じでしたね。
そのことに僕らは、おおっ、ルーツが同じだと大興奮しておりました。

他のテクニックも体系が似ているので、非常にすんなりと技を飲みこめることができました。
とても有意義なセミナーでしたね。

セミナーの流れとしては、一つのポジションからフィニッシュに至るまでの過程を、解説する形式のセミナーでした。


ちなみに後ろの方がルアナ選手のお母さん。
今回はお母さんとプライベートの2人旅で、日本の東京、大阪、広島、長崎などを回り、北京、上海そして香港に入ったとのこと。
お母さん孝行の娘さんです。
セミナーの翌日、香港を離れるとのことでした。
特に日本に対する思い入れが強く、「I Love Japan!日本にまた行きたい」、と力強く語られていましたね。



セミナーは、再び整列してからの礼で締めくくられました。
このような姿勢にも、非常に好感が持てました。


セミナー後の集合写真です。参加者は全部で11人の限定セミナーでした。


ちなみに、右端の選手は、九龍柔術所属の茶帯のチェルシー選手。先日ヒクソン杯に参戦し、茶帯ぺナ級で優勝を果たしております。
その隣がVERSUS代表のクイントン。今回、彼がルアナ選手を招きました。
僕が香港にきてからずっと一緒にトレーニングしている友人でもあります。
参加者全員が満足の素晴らしいセミナーでした。ルアナ選手ありがとうございます。





おまけです。
セミナー参加者の一人で、彼はダニーという香港在住の柔術家です。本業は、洋服を取り扱っています。
副業で道着を作っていて、いつもレアなGIを着用しています。
そういえば、数年前、まだshoyo roll着が、全くメジャーではなかった頃、彼が着ていて、この道着かっこいいね、みたいな話をしたら、俺が作ったんだよ、と言ってましたね。
(もちろん発注を受けて作ったという意味だと思います。本当に初期のshoyo rollは彼が担当していたのかもしれません。)
このアリアンシ着エリートバージョンも彼が作ったものだそうです。


ちょっと、分りにくいですが、道着の下に着用しているロバート・ドライスデールのラッシュガードも彼の製品です。
柔術界は、意外なところで、いろんな繋がり、発見があり面白いですね。

それでは。


香港柔術
荒牧 誠




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