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2013年01月09日

香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 前篇」

現在香港にて活動中のブラジリアン柔術黒帯にして香港柔術代表の荒牧誠氏より、最新のアジア柔術事情レポートが届きました。
なんと今回はグアムに遠征して荒牧氏がクラーク・グレイシーとスーパーファイトをすることに。
ゲストではヴァンダレイ・シウバも登場し、非常に豪華な内容となっております。

香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 前篇」はこちら

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どうも、こんにちは。
香港柔術の荒牧誠です。

今回は、昨年の12月にグァムで行われた、グァム・オープンの模様や、
グアムの柔術シーンを御紹介していきたいと思います。
私、12月1日(土)にクラーク・グレイシー選手と、グァムの柔術トーナーメントでの
スーパーファイトとして、対戦いたしました。
事の発端は、主催者の方から突然の連絡があり、グァムでのレフェリーの依頼を
受けたことからでした。
黒帯2名のレフェリーを探しているということでしたので、小笠原さんを誘い、
2名で行くことになりましたが、ここから話が右往左往し、最終的には、
ゲストがヴァンダレイ・シウバ選手。
スーパーファイトを何故か、自分とクラーク選手が行う事となりました。

まだ柔術を始めていない頃から、格闘技通信などを読んで、
グレイシーという名前は知っておりました。
やがて、自分が柔術を始めて、いつかこのような状況で、グレイシー一族の選手と、
試合をすることになるとは、まったく想像もしておりませんでした。

ただ単に、巡り会わせの運がほとんどだと思うのですが、やはり嬉しいですね。
試合前に、試合が楽しみという感覚は、今までで初の体験でした。

また、今回自分なりに、体感したグァムの柔術環境や、大会後に行った出稽古の模様などを、
御紹介していこうと思います。

また今回も一回で収まりきらなくなってしまったため、前篇・後編に分け、2回に渡り、
お送りしたいと思います。

それでは、香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 前篇」です。




さて、まず今回の旅のパートナーは、台湾BJJインストラクターである小笠原誠選手です。
前回も書いた通り、昨年は、香港・台湾・マカオ・タイ・日本・グアムと様々な試合や場所で、御一緒させて頂きました。


グァムでの宿泊先はP.I.C(パシフィック・アイランド・クラブ)というところでした。
部屋の窓からの眺めが、最高でしたね。
ここは、今回のトーナメントのスポンサーの一つでもあります。


ホテルのロビーに、大会ポスターが貼られておりました。
恥ずかしいので、足早に通り過ぎようとしたところ、小笠原さんに捕獲され、何パターンも写真を撮ることに。。。


こちらは、スポンサーの一つであるレストランです。
このように、様々な場所にポスターが貼られておりました。


会場の前日の模様です。
沢山のバーナーが用意されておりました。


試合前日に開かれた記者会見です。
本格的でしたね。
右から、今大会の主催者のパトリック、ゲストのヴァンダレイ・シウバ選手、クラーク・グレイシー選手、そして小笠原さん。


会場は、グァム大学内のフィールドハウスという施設でした。


ラジオ会社の車です。
見た目だけではなく、この車からも実際にバンバン大音量で番組を流しておりました。
今回の大会の模様を中継しており、スーパーファイトの際は、解説者も陣取り、生でグァム中に放送されたみたいです。



会場入り口です。
ゲートが設置されており、選手はこちらで受付をしてから入場するようになってました。
一般入場者は、何と有料観戦となっておりました!
(大人15USD(約1200円)、子供8USD(約650円))
日本では、あり得ない大会形式ですが、グァムでは当たり前のようです。
柔術の大会に、チームメイト、家族、友人が来られるのは普通ですが、純粋に、試合をみにきてくれている方達も多かったですね。
大会出場者は、約200人だったそうなのですが、観戦者は、約400人だったそうです。
グァム、素晴らしいですね。
これらのことについては、後編で詳しく書きたいと思います。


GSPN(Guam Sports Network)代表にして、今大会の主催者であるパトリック氏。
彼の御蔭で今回、グァムにて、クラーク選手と試合することができました。
GSPNは、ここ一年くらい前にできたウェブサイトを中心にして、様々なグァムのスポーツニュースを
発信している急成長中のマスメデイアです。
ヴァンダレイ・シウバ選手とクラーク・グレイシー選手の招待に始まり、
多大な数のスポンサー獲得。
(自分達が宿泊していたホテル、今回の渡航で使用したUnited Airline、大会中のスタッフの昼食のサブウェイ、記者会見で使用した場所、打ち上げ場所のレストラン、ラジオ会社、グァム銀行、などなど、全て大会スポンサーでした。)
また、わざわざ大会レフェリーのためだけに、海外より黒帯選手を招聘するなど、やり手ぶりをいかんなく発揮しておりました。
(今回の試合当日の写真の一部も、GSPNより使用許可を頂き、掲載いたしました。)


会場内の天井の形は、ピラミッドのようになっており、上からスポンサーや大会バーナーが吊るされておりました。


会場内は、かなり広く、大きなカーテンで半分に仕切っておりましたが、
それでも十分なスペースがありました。
しかし、今回試合場は、三面に区切って進行したのですが、前日に小笠原さんが会場チェックに訪れた際には、何と一面分しかひかれておらず、倉庫に眠るマットを引きずり出して、追加で設置してもらったという経緯がありました。
しかもそれでも二面分しかなく、それを無理やり三面分に仕切って進行していきました。
最低三面分なければ、到底一日で消化できない試合数であるというのを把握しているのに、
スタッフ一同、誰もそれを指摘せず、何となくいけるだろう、的な感じだったみたいです。
この緩やかなグァム人気質のため、試合当日は、大変なことになるのでした。。。


大会メダルです。


こちらは、大会参加者用のTシャツですね。




電光得点板&タイマーが何と3つも設置されておりました。
これには、驚きましたね。


レフェリー用リストバンドに、試合用カラーベルト、そしてスタッフ用の進行表。
というわけで、この規模の大会(約200人規模という意味です。)に対しての設備は、かなりの気合いのいれようで、素晴らしかったですね。


メインレフェリーとして、朝から大会終了まで、ほぼ休みなく試合を裁き続けた小笠原さん。
私的には、大会最高功労者でしたね。
小笠原さんが、レフェリー業務と同時に、様々なアドヴァイスと共に進行を、手伝っていったことにより、何とかその日に大会を終えれたと思われます。
本当に、お疲れ様でした。


そして、今大会のスペシャルゲストであるヴァンダレイ・シウバ選手が来場しました!




MMA&柔術人気の高いグァムでは、ヴァンダレイ選手は、大人気。
非常に会場が盛り上がりました。


奥様と共に、来られたみたいで、ほぼバカンスを楽しみに来たといった感じでしたね。
大会翌日には、軍の施設内にて、セミナーも行ったそうです。

面白かったのが、前日の記者会見の後に、主催者のパトリックが、明日は会場に来て下さい、と告げたところ、シウバ夫妻は、「ああ、問題無いよ」みたいな感じで、対応してたそうなのですが、
その後、ポルトガル語で、奥様が、「ちょっと、あなた、そんなの聞いてないわよ。明日は一緒に過ごすんじゃなかったの。」「いや、、ちょっ、、仕事だからさ。。しょうがないじゃないか。。」的なやりとりをしてたのを小笠原さんが聞いたそうです。(小笠原さんは、ポルトガル語堪能。)
どこの世界も、妻は強しですね。。。

さて、試合が緩やかに、予定やり1時間半〜2時間遅れで遂に始まりました。
各マットで、熱戦が繰り広げられました。












今大会は、スーパーファイト以外では、黒帯の試合は組まれませんでしたが、茶帯
・紫帯の試合は組まれ、それぞれの帯別にて、8選手ほどの選手が参加しておりました。
なので、白帯・青帯の選手の試合がメインとなっておりましたね。
グァムには、5〜10個のアカデミーがあり(聞いた人によって違ったため。。)、黒帯の先生は、10人前後在住してるとのこと。

先ほど、グァムでは、MMAと柔術が人気があると書きましたが、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。
なぜなら、認知度や人口に対する競技者数を考えると既に、メジャースポーツの一つだからです。
グァムの人口は、約15万人。
(ちなみに、年間観光客数は数百万人で、そのほとんどが日本人です。)
グァムでの正確な柔術競技者数は分りませんが、人口比で考えた場合に、明らかに他のどの国・地域よりも、柔術競技者数は、高いでしょう。
なので、家族や友人で柔術家がいるという方は、もちろん多いいですし、身内でやっていなくても、
何らかの形で、柔術関係者にたどり着くといった感じでしょうか。

その証拠に、グァム滞在中に、空港、ホテル、レストラン、ビーチ、バー、路上とあらゆる場所で、
小笠原さんと自分は、いろんな方に声を掛けられました。(風貌と着ている柔術Tシャツなどのため。)
柔術をやっている方、友人がやっている方、やっていないが知っている方と様々でしたが、
ほぼ皆さん大会のことを知っていて、「お〜、君を知っているよ。(ポスターやサイトを見て。)」
と言って下さったり、「週末の大会出たか?グレイシーが試合出たらしいが、見たか?」など聞かれましたね。
そこで、「僕がスーパーファイトで、対戦したんですよ。」と言うと、
おお〜、マスター!といって、握手を求められたりしましたね。

グァムの方達は、非常にフレンドリーで気さくな方が多いいのですが、柔術の黒帯だと知ると、
さらに尊敬を持って接して下さったのが、非常に印象深いです。

空港のイミグレのパスポートチェックの時に、お前柔術家か?、何、今回試合でグレイシーと対戦するのか。頑張って下さい!!と言ってくる地域は、グァムぐらいでしょう。






子供の試合も数多く行われました。
非常に、キッズ柔術家が、多かったですね。
以前も書いたと思いますが、子供の競技人口が多いいことが、そのスポーツが発展していく
重要な必要要因ですので、グァムの柔術の未来は、明るいですね。

やはり、すぐ周りでやっている大人や子供が多いいというのは、子供を持っている親御さん達に対するアピールが、非常に強いですね。
やはり、通常、お子さんに右も左も分からないものは、始めさせませんからね。

日本で当てはめると、空手や柔道を超えて、僕が受けた印象で言うと、サッカー・野球・バスケの枠に、選択として柔術があるくらいに、自然に親御さんが子供に、習い事を始めさせているといったところでしょうか。

こういった部分は、本当に羨ましいですね。
人口の差や、MMAなどのハードなスポーツを受け入れる土壌があった上での柔術人気など、その他様々な理由があるため、単純に比較することは難しいですが。

さて、長くなりましたので続きは次回へ。
後編は、クラーク・グレイシー選手との試合や、カーウソン・グレイシー・グァムに出稽古に行かさせてもらった様子などをお送りしたいと思います。

それでは。



荒牧 誠 ARAMAKI,MAKOTO
HKJJ香港柔術 Hong Kong Jiu-Jitsu
HP: http://www.hkjj.com.hk




過去の「香港柔術ライフスタイル」はこちら

香港柔術ライフスタイル8:「2012バンコクオープン・タイランド編」後編

香港柔術ライフスタイル8:「2012バンコクオープン・タイランド編」前編

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