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2013年01月11日

香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 後篇」

好評だった前回ブログでの、「香港柔術ライフスタイル9 2012グァムオープン・グァム編」の後編のレポートが早速届きました。
今回はクラーク・グレイシーとの決戦、グアムの柔術事情やカーウソン・グレイシー・グアムでの出稽古の模様を公開。
これを読めばグアムでの柔術事情がよくわかり、特にいつか海外での柔術遠征をと考える方には必見の内容となっております。

香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 後篇」はこちら

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どうも、こんにちは。
香港柔術の荒牧誠です。

今回も、前回にひき続き、昨年の12月1日にグァムで行われたグァム・オープンの模様や、
グアムの柔術シーンを御紹介していきたいと思います。

それでは、香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 後編」です。

さて、遂ににクラーク・グレイシー選手と、GSPNオープントーナーメントでのスーパーファイトとして、対戦いたしました。



結果から言いますと、クラーク選手の得意技の一つであるアキレス腱固めで、
バッコシと極められての一本負けでした。
おまけに、昨年10月のタイでの試合で、右足の指を怪我したのに続き、
今度は左足首をやってしまいました。
ちなみに左足首は、今も完治せず、なかなかフルのスパーリングができずに、
困っております。涙

展開としては、クラーク選手がまず引き込み、自分がクロス・二―パスを仕掛けたところ、
強烈な足の煽りと袖の引きで、もう一つの彼の得意技であるオモプラッタを狙われます。
何とか大胆に身体を引いてこらえた所、互いに寝たような状態になり、そこからアキレス腱固めに移行されました。
基本的に、足関は形に入ったらタップ、という信条を持つ私ですが、今回は、
もっとこの時間を味わいたいという思いから、何とか耐えます。
パキパキという自分の足首が鳴る音を聞きながら、何とか回転して足を引きぬこうとしますが、
上手く合わせられ抜けず、もう一度捻るように絞られた時に、バキバキという音が鳴ったのと、
強烈な痛みが襲ってきたため、あえなくタップしました。



いやはや、当たり前ですが、クラーク選手は、強かったですね。
彼にとっては、全くメリットのないこの試合を受けて頂き、本当に感謝しています。




その後、クラーク選手と自分は、沢山の方達にサインを求められました。
自分なんかでいいのかな、という感じで恐縮でしたね。
しかし、沢山の子供達から、わーい、みたいな感じで目を輝かせて、
サインと記念写真を求められたのは、素直に感動しました。
嬉しかったですね。

誇張ではなく、グァム滞在中に100人以上にサインさせて頂きました。
ここでは、黒帯の現役選手は、プロスポーツ選手として、しっかりと扱ってくれるということですね。
子供達は、自分がやっている競技のプロ選手や〜、という風に、憧れの対象として、接してくれました。



お恥ずかしながら、サインをしている足元は、しっかりとアイシング中です。
かなり痛かったです。。。



グァムの子供達は、本当にかわいかったですね。
帯やTシャツ、ポスター、道着、帽子にいたるまで、様々なものにサインしました。
英語のサインとおまけで、あえて漢字で誠柔術と書いていたのですが、
これが大人からお子さんまで、非常に大好評でした。
ウォー、格好いい。みたいな感じで、こっちにも書いてくれ〜、と感激して、
どんどん求めてくれましたね。
おかげで一時間くらいずっとサインし続けることになりましたが、本当に嬉しかったですね。
漢字はおススメです。笑



記念撮影に応じるクラーク選手。
絵になる男です。
長身で甘いマスク、モデルのような風貌で、しかも強い、といういかした男です。
後ほど、気さくに、「マコト、俺の道着にサインしてくれ。」と、いきなり声を掛けてくれました。
驚きましたね。
恐縮しつつ、サインさせてもらいました。
そして、自分の道着にもサインを頂きました。
試合後のサッカーのユニフォーム交換みたいで、面白かったですね。



小笠原さんとクラーク選手も記念撮影。



審判を務めていたグァムの若手柔術家達。
白ズボンの彼は、2012年の日本で行われたアジア選手権に参戦して、
紫帯で、優勝したそうです。
皆20代前半と若く、今後の活躍が期待されます。
彼らは、非常にフレンドリーで滞在中、何度か一緒に飲みに行きました。
そこで、柔術の未来について語り合ったと言いたいところですが、実はほぼくだらないバカ話を
してきました。楽しかったですね。
柔術についても語り合ったといえば、そうなのですが、実は、あの選手が・・・、みたいな感じで、
裏話ばかりで、全くここに載せられないのです。
爆笑の嵐ではあったので、残念です。
このような若者達も柔術をやっているという意味でも、未来は明るいですね。

ところで、前編で、有料にも関わらず、400人もの観客がこの日に訪れたと書きましたが、
これは、グァムの柔術熱の高さからというのも、もちろんあると思います。
しかし、それだけではなく、おそらく、グァムの大会は、黎明期よりこのシステムだったのではないでしょうか。
そのために、入場料に関して特に、不満等が噴出することなく現在に至るのかな、と。

僕は、柔術大会で、入場料を徴収するというシステムは良いんじゃないか、と考えています。
そのことによって、大会の質も上がりますし、定期的な開催も可能になり、スポンサー獲得がしやすくなり、選手のモチベーションも上がるのではないでしょうか。
でも、何か凄まじくバッシングされそうなので、自分はそのシステムで開催できなさそうですが。。。

誤解を恐れずにいえば、一回の週末の飲み会で消えてしまうくらいの金額の方が、とても高いですよね。
仲間の応援のため、1000円程の入場料を年に数回くらい払い、
それが自分が普段打ち込んでいる競技の発展になるのであれば、
非常に有意義なことなのではないでしょうか。



さて、写真のように大会も終盤になるにつれ、観客もいなくなり、
周りもダラダラムードになってまいりました。

今まで、良い面を書いてきましたが、その逆の面もありました。

まず、会場に到着したのが、朝9時前で、大会が終了したのは、たしか22時過ぎくらいでした。。。
それというのも、前回書いたように、まあ誰かがなんとかするだろう、何とかなるだろう的な雰囲気に満ち溢れていて、全く試合が進行しなかったり、していたためでした。
これはしんどかったですね。
朝から夜まで、試合を裁きまくった小笠原さんがいなかったら、危なかったですね。

そして、実は、今大会、白帯と青帯の無差別は行われませんでした。。。
白帯と青帯の無差別級が終了していなかったのですが、それについてのアナウンスは何もなく、
また選手側からのそれについての抗議もなし、というか選手全員帰っちゃってる、という状況でした。笑

それと、今回、子供達の試合が、後半に行われたのですが、これもちょっと厳しかったですね。
朝一番で計量し、試合は、夕方7時くらいというのは、子供達にも親御さんにも、負担が大きいように思われました。

これらのことは、僭越ながら、前編で書いたマットの件も含めて、大会後にスタッフの方達に、
今後のための改善点として伝えさせて頂きました。

まあ、しかし、何よりも僕らがレフェリーとして呼ばれた真の理由の方が、恐ろしかったですね。
グァムの方達は、皆さん非常にナイスな人々なのですが、一度熱くなったら大変なのです。

僕らが招聘されるのが決定してから、小笠原さんが、いろいろ調べてくれたのですが、
過去に何度かグァムで行われたトーナメントにて、判定で揉めて、問題があったそうなのです。
そこで、海外から第三者で公平なレフェリーとして、某有名黒帯選手を呼んだらしいのですが、
何とそこでも問題が発生し、その選手が宿泊しているホテルにまで、複数の男達がやってくるという事態にまで、発展。
ドアをガンガン叩かれ、出てこいや〜、的な脅しを掛けられたそうです。
何とか、その方は、無事に帰国したそうですが、その話を聞いた時、ちょっと背筋が凍りましたね。
おいおいおい、聞いてないよ、といった心境でしたね。
(ちなみに、これらの事件については、最後まで触れられることはありませんでした。)

なので、僕等にとっては、スーパーファイトはもちろん重要でしたが、それよりもしっかりと問題が起きないように、レフェリングするということが最大優先事項でした。笑
無事に終わって良かったです。

ちなみに、小さいことで言えば、大会終了30秒前まで、手元にあった自分が持参したレフェリー用リストバンドが盗まれました。
これは、油断しないようにしてただけに、一瞬の隙をつかれた感じでしたね。
先輩である現トライフォース青山代表の石川さんが、かつて2006年のマスター&シニアに参戦した際に、会場のチジューカ・テニス・クルービで、最後の最後で、一瞬目を放した隙に、汗だくの道着を盗まれたことを思いだしました。
お〜、このタイミングで、ここで仕掛けてくるか、みたいな心境でしたね。笑



宿泊先が一緒だったために、ホテルのロビーで会ったヴァンダレイ選手。
気さくに記念撮影に応じてくれました。



打ち上げは、パトリック家の庭で行われました。
ここで振る舞われた料理も、スポンサーの1つであるレストランのケータリングでした。
このような大会の組み立て方は、非常に勉強になりましたね。



翌日は、オフということでのんびりと昼過ぎに起き、昼食へ。
ここに写りこんでいる小笠原さんの黄色のフレームのグラサンが似合っている、似合ってない論争を繰り返し、小笠原さんを傷つけてしまったことを、ここに謝罪します。
やっぱり似合ってますよ。ふっふっふっ。



その後に、ビーチに行きました。



ここで、レンタルパラソル屋のおやっさんが、話しかけてきてくれたんですが、僕らが柔術家と分ると、スイッチが入ったみたいで、大変でした。
結構話が長くて困りましたね。。。
MMAが〜、ホイスが〜、的な感じで、しかも話が一回りしたら、
もう一度初めから話し出すみたいな感じでした。

この写真を見て分るように、撮影者である小笠原さんは、早々に離脱。
この旅で分ったことなのですが、さりげなくその場を離れる天才な男ですよ。
このような状況は、多々ありましたね。



やっとこさ、おやっさんから抜け出し、何で一人だけ置いていくんすか〜、と責め立てても、
遠くを見つめるばかりの小笠原さん。
謝罪しない男ですよ。笑



さてその翌日は、クラーク選手と共に、カーウソン・グレイシー・グァムへ、
出稽古に行ってきました。



ジムの外観。
大きくロゴマークが、貼られておりました。



グァムの柔術ジムには、やはり子供達が沢山いましたね。
素晴らしいことですよ。





せっかくなので、痛めた足首をテーピングで、ガチガチにして自分も参加したのですが、
正直痛すぎて、しんどかったですね。
しかし、直接、グァムの柔術家の皆さんとスパーできて、最高でしたね。



ちなみに、ここでグラーク選手とスパーリングさせてもらったのですが、極められまくりでしたね。
小笠原さんも、クラーク選手とスパーしたのですが、いや〜、強いわ。
と、しきりに感心されてたのと、さらに反省されてたのが印象的でした。
その向上心に改めて、感服いたしました。



練習後に皆さんで。
平日の昼間なのに、結構な数の生徒さんが集まっておりましたね。
こういうところも、グァム柔術界の凄いところです。




この子達が、また可愛いんですよね。
下から二番目の子の表情が、堪りません。



そして、この日も子供達からサインをせがまれました。
非常に嬉しかったですね。



小笠原さんもサイン。
最初は、照れて逃げようとした男を、捕獲いたしました。



最終日。
午前中のフライトだったのですが、わざわざGSPNのスタッフが、
車で空港まで、送って下さいました。

GSPNスタッフの皆さん、パトリックさんには、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
GSPN HP Guam Sports Network(英語)

また、今回も小笠原さんのおかげで、最高に充実した旅となりました。
今年もまた様々な所に、ぜひ御一緒したいですね。
ありがとうございます。
ちなみに、小笠原さんは、現在、台湾の台北にある台湾BJJというアカデミーで、
インストラクターをされております。
もし、台湾に行かれる際は、訪れてみてはいかがでしょうか。
Taiwan BJJ HP 台湾BJJ(英語と中国語)

そして、グアムでお世話になった沢山の方々、ありがとうございました。



この子達は、今も僕等の名前が書かれた帯で、練習してくれているのかな?
いつかまたどこかで会えるのかな?
などを、たまに想いますね。

このようなことがあると、いつも真っ直ぐな柔術家でありたいと思います。
今一度、身がひき締まりました。
柔術は、常に新鮮な驚きと、喜びに出会わせてくれますね。
ありがとう、柔術。

それでは、また、お会いしましょう。


荒牧 誠 ARAMAKI,MAKOTO
HKJJ香港柔術 Hong Kong Jiu-Jitsu
HP: http://www.hkjj.com.hk




過去の「香港柔術ライフスタイル」はこちら

香港柔術ライフスタイル9:「2012グァムオープン・グァム編 前篇」

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