
先週末12月14日(日)愛知県半田市でコパアジサプリメントが開催され、その中で黒帯無差別級賞金マッチが行われました。
エントリーは当日受付で抽選によりトーナメントが組まれました。

まずはエントリー者名がメモに書き込まれます。8人のエントリー。
これを選手ごとに切り折りたたんで、帽子の中に入れ振ってバラバラにします。
1〜8まで書いたトーナメントの中に引いた順に名前を書いていきます。もし同門が同じ枠に入った場合は引きなおし。
そして、急遽自分がそのくじをひく事に・・・。
出場選手達が固唾を呑んで見守ります。

見ての通りばっちり一発でバラバラになりました。しかも良いカード!
しかし、1回戦でエドムンド・カバウカンチとあたってしまったアレシャンドレ・オガワ選手はかなりガッカリした様子・・・それもそのはず体重差40kg弱。ホントすみません。

緊迫感が漂う試合前のマウリシオ・ソウザ。

優勝候補のマルキーニョスも同じく精神を集中させている様子。

一回戦第一試合はマルキーニョスVS新川選手。
マルキーニョス、すぐさまテイクダウンを奪いパス。
新川選手亀ガードで逃れる。

亀になった新川選手の背中にサルのように飛び乗るマルキーニョス。

バックを奪うが、新川選手マルキーニョスの絞めをしのぐ。

しかしマルキーニョス、ラペラをとってブラボーチョークに切り替える。
くるりと回ってマルキーニョスが下になった体勢で極まり、新川選手あえなくタップ。
まずはマルキーニョス難なく勝ち上がる。

続いて一回戦、エドムンド・カバウカンチVSアレシャンドレ・オガワ。この体格差・・・。

アレシャンドレ引きこみます。

しかし潰されてすぐさまパスを許してしまいます。アレシャンドレ選手本来は強い選手なのですが、この体格差ではどうしようもありません。

何とかしのいでガードに戻していきます。

圧力が半端ではなく、かなり苦しい様子のアレシャンドレ。

なんとか抜け出すも胴を長い足で絡められ足関節を仕掛けてくるカバウカンチ。
アレシャンドレも負けじと足関節を仕掛けますが、ともに極めきれずもつれます。
その後カバウカンチ横三角からの腕がらみを仕掛けアレシャンドレあえなくタップ。
カバウカンチ無難に勝ち上がる。

続いてマウリシオ・ソウザVSレアンドロ・ヤマシタ“カスカオン”
これまで何度か対決していますが、全てマウリシオ・ソウザが極めて勝利。ここで一矢報いてリベンジしたいところのレアンドロ。

今年一年間ブラジルでみっちり修行してきたレアンドロ、ガードワークがさらに上手くなっています。
何度もパスまであと一歩というところで戻されてしまうマウリシオ。

しかし、ついにパス。そしてマウント、最後はマウントからの十字絞め、切り替えしの腕十字でレアンドロあえなくタップ。
マウリシオが一回戦を勝ち上がる。

一回戦最終試合、サルバドール・ミニッチVSホドリゴ・キンジョウ。
こちらもかなりの体格差。キンジョウよりも30kg程度重いサルバドール。

しばらく立ち技の見合いが続く中、キンジョウが引き込みを仕掛け、すぐさまスイープで会場を沸かす。
しかしサルバドール直ぐに立ち上がって逃れる。

ここでアクシデント。タックルに行ったサルバドールが突然ヒザを抑えて呻きだす。
試合が中断し、結局サルバドール続行不可能でホドリゴ・キンジョウが勝ち上がる。

そして準決勝、マルキーニョスVSカバウカンチ。さりげなく好カード。身長2メートル、体重100kg超級のカバウカンチ相手だとマルキーニョスが小さく見えます。

マルキーニョス、飛びつき十字で会場を沸かす。
カバウカンチがしのいだところを三角絞めに切り返す。

そこからさらに十字。
しかしカバウカンチの長い足が阻みます。

これは極まったかに思えましたが、この足がかなりの曲者。伊達にヒクソンカップ決勝でクロン・グレイシーの猛攻をしのいでいません。
ヒクソンカップ無差別級決勝クロン・グレイシーVSエドムンド・カバウカンチの熱戦の模様はこちら

最終的に足で挟まれてしまいます。

しかし、再度起き上がりマルキーニョス、パスガード。ブラボーチョークを狙うも鉄壁の守りで阻まれる。

マウントからの絞め。その後もサイドポジションからブラボーチョークを狙うもことごとく鉄壁の守りでしのがれます。

1本こそ逃しましたがポジショニングで圧倒したマルキーニョス、ポイント11-0で勝利。

反対側の準決勝、マウリシオ・ソウザVSホドリゴ・キンジョウ。
こちらも好カード、何気に初対決ではないでしょうか。
立ち技からマウリシオが何度か投げを仕掛けるも、キンジョウがしのぐ展開。
1分くらいを過ぎた頃動かなかったキンジョウがいきなりカウンターの1本背負い。
スポーン!と決まり綺麗に投げられたマウリシオ。こんな綺麗に投げられたマウリシオを見たのは初めてです。
ホドリゴ・キンジョウ、がっちりとサイドポジションで押さえ込み動けないマウリシオ。
しかしマウリシオ何とかキンジョウのサイドポジションから脱出し、テイクダウンを奪いそのまま抑え込み一気に体勢逆転。

さらにマウントをとりポイントも逆転。

しかしホドリゴ・キンジョウも負けずなんとかガードに戻します。
そこから再度パスの圧力をかけるマウリシオ。

パス、バックマウントでポイントを重ねます。
ラスト1分バックから送り襟絞めを仕掛けるマウリシオ、これをしのぐキンジョウ、試合終了間際腕十字に切り返しラスト3秒のところでキンジョウがタップ。
マウリシオが見事一本で勝利。

決勝はマルキーニョスVSマウリシオ。
兄弟対決は行われず、勝利を分け合いました。

優勝 マウリシオ・ソウザ
準優勝 マルキーニョス・ソウザ
3位 ホドリゴ・キンジョウ
エドムンド・カバウカンチ

黒帯賞金トーナメントに出場の8選手。

ちなみに紫帯無差別級決勝はホベルト・ソウザとクレベル・コイケが勝ち上がり優勝を分け合いました。
この二人は階級別も優勝。

最後にチームポイント表彰台での一コマ。
チームポイントで優勝し大トロフィーを上げ大騒ぎで盛り上がるJAWS柔術の面々、それを横目で見て面白くないマウリシオ・ソウザ。もとの出場人数が少なかったため、後一歩でチーム優勝を逃したボンサイ柔術。
だいぶ悔しがっている様子のマウリシオ。

しかし、その後マウリシオに黒帯無差別級の優勝賞金が手渡され、「オカネー!」と今度はマウリシオが盛り上がります。

それを見たレアンドロは「チーム優勝と交換しよう!」、マウリシオ「そんなもんいらねー!」とまるで漫才のようなやり取り、仲が悪いんだか良いんだか、和やかなムードの中大会が終了しました。
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